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ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系、)とは、ウクライナにおける正教会の一つ。「自治正教会の広い権を有する自主管理教会」〔として、ロシア正教会モスクワ総主教庁と関係を保持している。ただし、関係を保持してはいるものの、本項で扱っている教会はロシア正教会とは呼ばれない。ロシア連邦政府も同教会につきウクライナ正教会と呼んでいる〔在日ロシア連邦大使館公式ツイッター (2014-02-28 01:00:24の書き込み)〕。 ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)は、ウクライナにおける二つの主要な競合関係にある正教会のうちの小さい方であるが(ウクライナ正教会・キエフ総主教庁の方が信者数は多い〔The World Factbook , 19% of Ukrainian population associated themselves with Ukrainian Orthodox Church - Kyiv Patriarchate (cf. Orthodox (no particular jurisdiction) 16%, Ukrainian Orthodox - Moscow Patriarchate 9%, Ukrainian Greek Catholic 6%, Ukrainian Autocephalous Orthodox 1.7%) 〕〔International Religious Freedom Report 2006 Bureau of Democracy, Human Rights, and Labor 〕)、他の全世界の主要な正教会からその教会法上の合法性を承認された唯一の正教会である。 正教会は一カ国に一つの教会組織を置くことが原則だが(ウクライナ正教会以外の例としてはロシア正教会、ギリシャ正教会、ルーマニア正教会、日本正教会など。もちろん例外もある)、これら各国ごとの正教会が異なる教義を信奉しているわけでは無く、同じ信仰を有している〔OCA - Q&A - Greek Orthodox and Russian Orthodox - Orthodox Church in America のページ。〕。 == 名称 == 二つの主要な「ウクライナ正教会」を区別するため、本項で説明しているウクライナ正教会は「ウクライナ正教会(モスクワ総主教庁系)」と表記される事が多い。 しかしながら教会側は、自身がウクライナにおいて唯一の教会法上の合法正教会であり、ウクライナ土着の正教会であり、他に教会法上で合法な競合関係にある正教会は存在しないと強く主張することから、自身の名称を単に「ウクライナ正教会」であると主張している〔The interview given by Metropolitan Volodymyr (Viktor Sabodan) to Associated Press〕。 ウクライナの国家宗教委員会では、「ウクライナ正教会」と登録されている 。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ウクライナ正教会 (モスクワ総主教庁系)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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